C.アストローニオ レクチャー・コンサート&公開マスタークラス終了

クラウディオ・アストローニオ氏を迎えて二日間の催しが終了しました。
神戸と東京武蔵野市での連続公演の後、休み無しでの古楽研究会訪問でしたが、連日の疲れも見せず非常にエネルギッシュな演奏を披露してくださいました。

レッスンも素晴らしく、受講された皆さんにはとても刺激になったのではないかと思います。





レクチャーのテーマ、W.フリーデマン・バッハはアストローニオ氏にとって大バッハと共に彼の人生を変えた作曲家の一人だそうで、作品への強い共感が私達にも伝わってきました。

フリーデマンと父親である大バッハとの非常に密接な関係、対照的に独立心旺盛な次男カール・フィリップ・エマニュエル。

レクチャーで指摘された、バッハ・ファミリー内における兄弟と父親の関係性も大変興味深いものでした。

マスタークラス受講者の水準の高さにも、とても満足しておられた様子。

フリーデマン・バッハの鍵盤ソロ作品CDのリリースが待ち遠しいですね!!

レクチャーコンサート(10/15)残席あります!

イタリアから4年ぶに来日するクラウディオ・アストローニオ氏によるレクチャーコンサート、「W.フリーデマン・バッハの時代、作品と演奏様式」、予約受付中です!!


 チェンバロ・オルガン奏者であると共に、自身が結成した「ボルツァーノ・バロック・オーケストラ」の指揮者として、また最近ではジャズ歌手とのクロスオーバーCDをリリースするなど、多彩な活動を繰り広げている方です。

一昨年、フリーデマン・バッハのチェンバロコンチェルト全集をリリースし、ソロ作品のレコーディングも進行中の彼にとって、フリーデマンは今最もホットな作曲家でしょう。

レクチャーではフリーデマンだけでなく、多感様式の代表として大バッハの次男、カール・フィリップ・エマニュエルの作品も併せて演奏してくださいます。

どうぞこの機会に是非、アストローニオ氏の演奏を聴きにお出でください!

10月15日(月) 11:00開演~13:00終了予定
会場: 古楽研究会Space1F
入場料: 3500円 (古楽研究会会員・賛助会員・会友 3000円)

予約申し込みは古楽研究会まで。
Tel. 03-3530-6224

修辞学講座終了

9月30日、台風が接近する中、藤原一弘氏による音楽修辞学の講座が終了しました。



昨年の講座同様、非常にわかりやすく、尚且つ楽しい内容、そしてバロック音楽を演奏する上で忘れてはならない多くの重要な要素を知ることができ、なんとも充実した時間でした!

ルネサンスからバロックの音楽を演奏する際、知的アプローチがいかに大事かを再認識。
この時代のヨーロッパ音楽の美学とは、「変化に富んでいる」ということ。

つまりVarietas=多様性
多様性こそが美
そして美とは、正しいこと、本物であること。

修辞学のフィグールを知ることにより、「普通を超えたもの」に敏感になれる。
バロック時代までの音楽家や知識階級が持っていた、現代の我々とは異なる「共通の基盤」。
これを知らずして、当時の音楽が持っている美を表現することは難しい。

今まで見落としていたかもしれない多くのヒントが、楽譜には隠されているのかもしれません。